日本語が難しいと言われる理由は舌の位置かもしれない【日本語パートナーズ】
インドネシアでの生活もだいぶ慣れてきたのか、最初は味に違和感を覚えていたペットボトルの水も、今となっては美味しい水になりました。
日本の水飲んだら美味すぎて死ぬのでは。
今回は言語の話。
インドネシア語は日本語に比べればかなり簡単な作りでできています。
きっと文法を覚えるのはすぐに出来ます。
動詞に関しても、ある程度の法則があるのでそれを覚えてしまえばいけると思います(私はいけていないですが)。
ですが、日本語にない発音がインドネシア語にはあったりするので、そこだけが少し厄介です。
日本語は発話時の舌の位置が比較的前にあります。
一方で、英語は結構後ろの方に置いて発話します(rの発音とか)。
なので英語の発音に苦労した人は多いのではないでしょうか。
インドネシア語も同様に少し後ろだと思います。rに関しては巻き舌なので、巻き舌が出来ない人はそもそも発話すらできません。。
例えば、インドネシア語ではハンバーガーを「ハンブルグル(ルは巻き舌)」と言います。
英語とは発音がかなり違うので、お店で英語のように「ハンバーガー」と言っても全く通じません。
練習しないと日本にもある言葉を使うのはかなり難しいです。
反対に、インドネシア人も日本語の発音にはかなり苦労します。
日本語のら行はrで表されます。インドネシア語ではrを巻き舌で発音するので、日本語のら行の発音を全て巻き舌でやってしまいます。もちろん通じますが、日本語っぽくはないのでなかなか苦労している生徒が多いです。
舌の位置の話をできたら解決するのかなとは思いつつ、そういう話がつまらない可能性も否めないのでなかなか足踏み状態です。
ただ、巻き舌でも通じるのでいいのかなとも思ってきました。わたしも興奮した時とか巻き舌になったりするので(笑)
体系的な日本語を伝えるか、生の日本語を伝えるか…。
とりあえず「まじか」「それな」とかは伝えないように気をつけています。
それと、こっちにきてだいぶ教科書みたいな話し方になってきているのが面白いです。正しいとされている日本語のはずなのに、違和感を感じてしまう。
いまの若者が老人になる5.60年後にはもう日本語は全然違うかもしれませんね。
これからはどういった日本語教師が求められるのか…。アニメとかで勉強している生徒たちは「間違いない」「お前ら」とか使っているので、生徒に合わせていくのがいいのか。
日本語教師も時代に合わせて変わっていくのでしょうか。
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インドネシアに行きます。【日本語パートナーズ】