日本語パートナーズの価値はどこにあるのか【日本語パートナーズ】
私は現在2つの高校に通っています。
1か月が経過して日本語パートナーズが学校に与えている影響がいくつか見えてきました。授業以外の場面で与えている変化や意識が結構多いです。
今日話すのは、食器を戻す習慣についてです。
1つの学校では、カンティン(食堂)に食器を戻すボックスがあります。
実は、インドネシア人はカンティンや食堂でご飯を食べた後は食器を戻さずに帰ります。片付けるまでがサービスというわけです。
インドネシアに少し馴染んできた私はしっかり違和感を覚えたので、CP先生に確認すると、、
「去年の日本語パートナーズが日本の文化紹介をした時に出来た新しい文化です。」と教えてくれました。
とても感動しました。
そのCP先生は、
「日本人には清潔なイメージがあります。生徒や先生たちは日本語パートナーズの文化紹介を通して、なぜ日本人が清潔なのかを知り、興味を持って実践しています。」と続けてくれました。
生徒たちにとっては、食器を戻す行為はいままで常識になかったわけで、単純に手間が増えてしまうのに、この文化を取り入れています。
インドネシアは90%がイスラム教です。ほとんどの人が神を信仰していて、わたしが活動している中でもお祈りを欠かしている人を見たことはありません。
ほとんどの人が同じ宗教なのにも関わらず、インドネシア人の中には宗教差別のような感覚は一切なく、新しいものを受け入れて、良いものであれば取り入れようとします。
訪問販売などのような、日本人だと怪しいと思いそうなものでも、インドネシア人は一旦全て聞いてから判断をします。
そして、学校で数人が買っているのを見ました(笑)
文化紹介をするたびに、インドネシア人が抱く日本人のイメージがはっきりとしていきます。
納得できるところとそうでないところはありますが、日本人は親切で清潔な人たちだという声はよく聞きます。
自分ではそう思っていなくても、文化紹介のために調べてみると、意外と親切で清潔な習慣があるし、思ったより親切でも清潔でもないところもあります。
今回、日本語パートナーズが帰った後も文化が残っている光景を目の当たりにして、いかに日本語パートナーズの存在が価値あるものなのかを考えさせられました。
教科書からは得られない面がたくさんある。教科書通りでは違和感を感じてしまうほど、日本人も変わってきているので、しっかりと生の日本人も伝えていかないといけない。
日本で勉強したい!日本に旅行に行きたい!っていう生徒は本当に多いんです。うれしいなぁ。
毎日、ものすごく寛容な心を持っているインドネシア人に惹かれています。
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インドネシアに行きます。【日本語パートナーズ】