Koheiの感じたこと。日本語パートナーズより。

22歳が様々なことをつらつらと書いていくブログ。

日本語学習者が28.7倍に⁉︎1人で約57人を教える時代

 

2020年の東京オリンピック入管法の改正などの影響で移民が増加すると注目されていますねー。

日本の文化や観光地が注目を浴びいているのも伴って、当然日本語を勉強しようって人々も増えてくるわけですね。

 

都会で外国籍の人を見ない日はないくらい…

では、一体どれだけの人が日本語を学習しているのか?まとめました。

 

 

 

 

 

  • 日本語学習者の人口は?

 

 

日本語学習者の数に関しては、国際交流基金(JF)が行なっている「海外日本語教育機関調査」を参照するといいと思います。

1979年から2015年までに11回調査を行なっておりまして、各回との比較も出来るのでかなりわかりやすいです。

 

 

2015年の調査では、対象とする国・地域は137でした。

教育機関は16,179で教師数は64,108人で学習者数は3,655,024人です。

 

 

  • なんと教師1人当たりの学習者は57人!

 

 

教師1人に対して学習者はなんと約57人です…。これだけで日本語教師が不足しているのが見て取れますね。

 

単純計算で割っただけなので直接57人を教えるわけではないですが、想像するだけでも充分な教育を施せる状況だとは思えません。

その上、全員が第二言語として学んでいるわけですから、大変さは増していく一方です。

 

 

  • 日本語学習者は36年で28.7倍に!

 

 

1979年に行われた初回の調査では、機関数は1,145、教師数は4,097人、学習者数は127,167人でした。

 

2015年の調査と比較すると、

機関数は14.1倍、教師数は15.6倍、学習者数はなんと28.7倍です。

いかに学習者の増加が激しいかがわかりますね。

 

 

 

もちろん教育機関や教師の数もかなり増えていますが、学習者の増え方に比べると…と思ってしまいますね。日本語教師といっても常勤・非常勤・ボランティアの3種類あって、割合もボランティアが50%以上となっているので、ニーズにあった教授がされているかも不安視されるところです…。(これについてはまた詳しく書きます)

 

 

 

 

いかがでしたか?

世界には365万人もの日本語学習者がいるわけです。日本に興味を持ったり、日本で働く上で身につけないといけなかったりと理由は様々ですが、1人でも多くの方に日本語を通して良さを知ってもらいたいです。

 

 

何かご要望やお問い合わせがありましたら、コメントなどお気軽に。